2023/02/01

tokyo_3700


tokyo_3700

板橋, X100V
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「レジェント&バタフライ」を観てきました。

東映設立70周年記念の時代劇超大作です。

映画は信長の元に濃姫が嫁ぐところから始まります。適度な方言が交じる信長と濃姫がいい。
山鳥のエピソードや桶狭間の戦いの描き方も工夫が見られます。
信長と濃姫の半生を二時間半強で描くのだから「大河ドラマの総集編」っぽくなるのもやむ無し。
京に上ってからの門前市のシーンは本当に潤沢な人数のエキストラで、さすが東映70周年作品
と思いました。

ところがこの映画に大規模な合戦シーンはありません。今、戦国時代を描く邦画の限界なのか…。
戦闘シーンは、謎の貧民集落、比叡山焼き討ちそれに本能寺の変のみ。「ため」が無いスピーディな殺陣。
切られた人の倒れ方、トンボの切り方は東映という感じ。
謀反を起こす明智光秀の動機は面白い解釈です。また斎藤工の特殊メイクはすごい。誰か分からなかった。
本能寺の変の木村拓哉はお見事。また要所で見せる綾瀬はるかの殺陣は驚き。流石、バルサだ。
ラストシーンから暗転して、そのまま背景音が流れながらのエンドロール。とても印象的な終わり方でした。