竹芝, X100V
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「宮松と山下」を観てきました。
京都の撮影所でエキストラとロープウェイの整備員を掛け持ちする男が主人公。
撮影が終わり疲れ果てて帰宅したアパートで、インスタントの焼きそばを啜りながら自分が登場するシーンの台本を
クリアフォルダーに整理する。何かを埋めていくようにそれを繰り返していく。そんな主人公の前に一人の男が現れて…。
ひとつひとつのシーンが丁寧に積み重ねるように作られている。セリフで状況を説明することもない。ほとんど無表情だが、
僅かに滲み出るように感情を出す、オーバーアクトをしない香川照之が良い。キャメラも良い。邦画らしいリズムの映画。
監督集団5月を構成する三人が共同で監督・脚本・編集した作品。結構製作費がかかっている気がする。