2023/02/04

tokyo_3703


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赤羽, X100V
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部屋の掃除をしたら、10本の万年筆を発掘した。

私は筆圧が弱く、一時期職場で万年筆を使ってメモを取っていた。
その頃買い漁っていたLAMY Safariや旅行の機内販売で買ったMontblanc等が出てきたのだ。
恐らくもう10年以上は使っていない。

ペン先をぬるま湯に漬けて乾いてこびり付いたインクを洗浄し乾燥させる。組み上げて並べた万年筆を手に取る。
意味もなくキャップを外して付けたり、感触を楽しむ。
こうしていると万年筆を使いたくなる。
いま、一番使う測量野帳はインクがウラ抜けするから、机に置きっぱなしのノートの走り書きぐらいしか使い
みちがない。
でもパイロットが多色のボトルインクを発売し評判が良いのは知っている。

ああ、インク、買っちゃおうかなぁ…。

2023/02/03

tokyo_3702


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板橋, X100V
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「遊撃 映画監督中島貞夫」を観てきました。

東映を支えた映画監督中島貞夫が「京都の時代劇を守りたい、次の世代に繋げたい」の思いから吉本興業に
出資させて20年ぶりにメガホンを取ったチャンバラ映画「多十郎殉愛記」。その製作過程に密着したドキュ
メンタリー映画です。

ロケハンで京都の変貌ぶりに戸惑う姿や製作費を抑えるために日数を2日短縮を迫るプロデューサー。
「東映剣会」の指導でエキストラ出演するよしもとの若手芸人に混じって殺陣を猛特訓する高良健吾を見つ
める中島。そして多部未華子に表情だけでなく手の芝居を指導する姿をじっくりと捉える。
剣戟のシーンは「もっと絶叫して!」「入り乱れるのだから斜めにも動いて!」とダメ出しする姿は83歳
には見えない。そうか「レジェント&…」の本能寺の変で何故か物足りなかったのはこの斜めの動きか…。
大阪芸術大学で教鞭もとった中島の現役監督姿を見に来る教え子たちが微笑ましい。
映画好きには堪らないドキュメンタリー映画でした。

興行的には惨敗した「多十郎殉愛記」。丸の内TOEIの看板は見た記憶があるけど未見。監督が中島貞夫と
知っていたら…。アマプラでレンタルできるようなので観てみたい。

2023/02/02

tokyo_3701


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九段, X-Pro3, XF35mmF1.4
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写真展をふたつ、観てきました。

ひとつめは、渡部さとる写真展「da.da jin monochrome」。
2022年に松本広域連合(松本市、安曇野市等8市村の集まり)が作者に依頼して「da.da」というカラーの
写真集を作りました。今回の展示は和紙にモノクロで出力したプリントが展示されていました。
写真集と同じカットや違うカットが並びます。
サイネージにも表示されている炎を撮った不思議なカットは、展示のプリントでは全く異なって見えます。
ほかには、体育館、それに馬小屋の馬のプリントがグラデーションが美しくとても印象に残りました。 
和紙の特性なのでしょうか。プリントとの距離を少し変えるだけで見え方が全く変わります。
これはちょっと初めての経験でした。

ふたつめは、中山優瞳写真展「海の向こうに」。
日大芸術学部に通う作者が撮ったのは、痴呆が進む祖母。ヤングケアラーとして作者自身が祖母の面倒を
みているそうです。
穏やかで優しい顔、怒りを含んだ顔、そして何の感情も読み取れない無表情な顔。海の見える素敵な家の
風景を挟んで祖母の写真が並びます。
写真には過酷さや悲惨さは一切ありません。淡々と冷静に撮ってセレクトしたのだろうと感じられます。
食事の後であろう、床に落ちたひと切れの赤いトマト。 そして最後に展示されていた、少年野球の選手
たちと祖母の写真が心に残りました。

2023/02/01

tokyo_3700


tokyo_3700

板橋, X100V
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「レジェント&バタフライ」を観てきました。

東映設立70周年記念の時代劇超大作です。

映画は信長の元に濃姫が嫁ぐところから始まります。適度な方言が交じる信長と濃姫がいい。
山鳥のエピソードや桶狭間の戦いの描き方も工夫が見られます。
信長と濃姫の半生を二時間半強で描くのだから「大河ドラマの総集編」っぽくなるのもやむ無し。
京に上ってからの門前市のシーンは本当に潤沢な人数のエキストラで、さすが東映70周年作品
と思いました。

ところがこの映画に大規模な合戦シーンはありません。今、戦国時代を描く邦画の限界なのか…。
戦闘シーンは、謎の貧民集落、比叡山焼き討ちそれに本能寺の変のみ。「ため」が無いスピーディな殺陣。
切られた人の倒れ方、トンボの切り方は東映という感じ。
謀反を起こす明智光秀の動機は面白い解釈です。また斎藤工の特殊メイクはすごい。誰か分からなかった。
本能寺の変の木村拓哉はお見事。また要所で見せる綾瀬はるかの殺陣は驚き。流石、バルサだ。
ラストシーンから暗転して、そのまま背景音が流れながらのエンドロール。とても印象的な終わり方でした。

2023/01/31

tokyo_3699


tokyo_3699

渋谷, X-Pro3, XF35mmF1.4
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「金の国 水の国」を観てきました。
対立する国同士の91番目の姫君と失業中の土木技師がひょんな事から”親善の国際結婚
した夫婦のフリ”をすることになり、二人の行動が大きなうねりとなって劇的な結果を
招くことになる…。

ヒロインがぽっちゃりタイプで、愛嬌はあるけど美人じゃないところがポイント。
エバン・コールの音楽も壮大で随分と映像を助けている。
中東風衣装デザインと美術設定だが、ワインを飲んだりする。大丈夫か。

あと5分、いや3分短くしたらテンポが劇的に変わって、もっともっと面白くなった気がする。

2023/01/30

tokyo_3698


tokyo_3698

神宮前, X-Pro3, XF35mmF1.4
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18年間使った冷蔵庫が突然壊れました。
デザートに食べようとしたアイスクリームの異変で気づきました。
翌朝、カミさんは家電量販店に出向き配達の早い冷蔵庫の中から物色、購入を決めました。
冷凍食品をビニールに包みダンボールに入れて北側のベランダに置きます。
冷凍茶碗蒸しのパックを保冷剤代わりにして、外で冷蔵解凍状態です。
なんとか明日午前中の冷蔵庫配達まで保ってほしい。食材の溶け具合から今夜はカニすきになり、
明日はハンバークとカレーになりそうです。

2023/01/29

tokyo_3697


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池袋, X100V
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この場所、意外にも映画やドラマのロケ地です。
最近では「そして僕は途方に暮れる」で、主人公が自転車で爆走していました。