
モノクロの桜はちょっと寂しい。
神田, E-M1, 25mm/F1.8
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本橋成一・小栗康平特別対談「写真・映画」の続き。
本橋さん自らも、「人が面白い。写真はそれについてくるもの」という。東京の他の地域ではやらないけど、上野駅だと「許される文化」があるとも。
何処で弁当を食べても許容される雰囲気がかつての上野駅にはあった。それが上野駅を撮るキッカケだったという。
例えば荷物の持ち方ひとつを取っても「手に持っていたのに、上野駅に着くと担ぎ出してしまう」のだ。上野駅は故郷と繋がっている場所なのだろう。
指定席券があっても、出発の30分前には駅で待つ。その無駄に思える行為が大切なものという両氏の発言が印象に残った。
他人の作品で好きなものはと問われて本橋さんは「撮っていて(作者が)面白かったというのが分かるし、そういう作品が好き」と答えていた。