2022/06/20

tokyo_3607


tokyo_3607

西ヶ原,X-Pro3,XF27mmF2.8RWR
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「峠 最後のサムライ」を観てきました。
司馬遼太郎原作小説の映画化ですが、私はこの作品を読んでいません。
どうやら小説を読んでいることが前提で作られている映画のようで、困りました。

原作からの引用と思われる台詞と映画オリジナルの台詞が明らかに分かれていて、同じカットなのに日本語の違和感を覚えます。
以前製作された藤沢周平原作の映画では、地方の小藩が舞台なので言葉の訛りを有効に使っていましたが、本作では標準語で
台詞で観客を作品に引きずり込むことができません。また作品全体に主人公継之助に共鳴できる描写が少なく、残念。
脚を負傷した継之助がかごで担がれどこを移動して最後の地が何処なのか、字幕もナレーションも無く全く分かりませんでした。
後でwiki見て詳細が分かりましたが、それって映画としてはどうなのよ…。