登戸, X-E4, XF27mmF2.8
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「MINAMATA」を観てきました。
ジョニー・デップが有名な写真家でフォトジャーナリストのユージン・スミスを演じています。
真田広之、國村隼をはじめとする俳優陣の演技は素晴らしく、ジョニー・デップがジョニー・デップに見えない作品
というのも珍しいのではないでしょうか。暗室での焼付や現像の動きも自然で、フィルム写真好きには堪りません。
キャメラも陰影が美しかったです。
しかし水俣の風景がどう見てもヨーロッパ。セット装飾もダメだし、真田広之の幼い泣き叫ぶ娘が白人でした。
大事なクライマックスである、ユージン・スミスが大怪我をするチッソ前でのデモ隊排除のシーンも演出以前の出来。
この映画そしてユージン・スミスにとって一番大事な風呂場のセットには驚愕しました。
結論。美術だけは日本人が担当すべきだった作品。もったいない。
