2021/12/04

tokyo_3518


tokyo_3518
中野区本町,X-E4,XF27mmF2.8
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「信虎」を観てきました。

金子修介監督作品ということで観たけど、宮下玄覇という人が制作・脚本・美術・編集・共同監督をしている。
信玄生誕500年記念で製作された作品で、信玄の父親「信虎」が主人公。甲陽軍鑑を再評価した酒井憲二への献辞から映画は始まる。
ロケ場所や美術、衣装や結髪、特殊メイクにこだわって製作したらしく見ごたえはあり、池辺晋一郎の音楽も重厚。
字幕で解説も有るが、一度しか出てこない登場人物が多くまた室内での会話ばかりで映画のリズムにならない。
淡々としすぎなのかな。いきなり出てくる「霊光」とか「甲陽軍鑑」にスポット当てて脚本を組み立てたほうが良かったかも。
CGによる血飛沫などの描写が有るものの、戦闘シーンは迫力不足。予算の限界だろう。隆大介の遺作。

クレジットタイトルに螢雪次朗の名が出た瞬間、ニンマリしてしまった。(ガメラ脳)