月島, E-M1, 25mm/F1.8
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【読了】スマイリーと仲間たち ジョン ル カレ 翻訳:村上博基
直訳だから間違いじゃ無いでしょうけど、邦題はいかがなものかと…。原作者の指定かしら？
前作といいスパイ小説には思えないタイトルだ。
スクールボーイ閣下と変わって、ストーリー展開が早い。
無聊をかこっていたスマイリーが普通は納得出来ない理由で、非公式に活動を再開するところから始まる。公私の区別がない
スマイリーだからこその再開だろう。
前半はやたら人が死んだり襲われたりするけど、それだけにスマイリーの単独行が緊張感を醸し出す。ジェームズ・ボンドと
違い腕力で切り抜けるわけではないのだが、事前の準備とスパイの定石で切り抜ける描写がいい。刑事ものの様な情景を思い
浮かべてしまった。最後はスマイリーの勝利で終わるけど、ちゃんと引退できたのかなぁ？
